プレオープニング・セッションとは通常取引(ザラ場)が始まる前の時間に始値を決めるための取引です。目的は、公正な始値を決定することと、取引システムの負荷を軽減することです。日本で行われる板寄のような機能を持ちます。
前日の終値=IEP(Indicative Equilibrum Price、均衡値)をもとに注文の整理が行われ、価格優先・時間優先の原則に従いつつ、最後のIEPで約定が付きます。その約定価格は通常取引の始値に反映されます。
なお、プレオープニング・セッションでは、指値と成行(売りのみ)の2つの注文の方法があります。指値で注文すると、プレオープニング・セッションで約定できなかった場合、その注文はそのまま通常取引(ザラ場)に引き継がれます。
■プレオープニング・セッション中の注文可能時間
10:00~10:12 指値、成行(売りのみ)の注文・取消が可能です。(訂正は不可)
■プレオーダーマッチング(10:15~10:20)
注文の付け合せを事前に行う時間帯です。
■オーダーマッチング(10:20~10:28)
注文の付け合わせを正式に行う時間帯です。
■ブロッキングピリオド(10:28~10:30)
注文の休止時間です。
※ 表示はすべて日本時間です。