外貨建て債券を売却した場合の譲渡損益はどのように計算しますか？

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  • 公開日時 : 2023/09/14 13:49
  • 更新日時 : 2023/09/14 13:53
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外貨建て債券を売却した場合の譲渡損益はどのように計算しますか？

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回答

外国債券の譲渡損益は、所定のレートで取得価額、売却価額をそれぞれ円換算して計算します。
 
取得価額 取得単価 ÷ 100 × 数量 × 約定日のTTS
売却価額 売却単価 ÷ 100 × 数量 × 約定日のTTB
譲渡損益 売却価額－ 取得価額
税金 譲渡益の20.315％
※取得価額の換算には公示電信売相場（TTS）を、売却価額の換算には公示電信買相場（TTB）を使用します。
 
【 例 】米国国債A銘柄の取引
 
取得価額
単価 97.56（額面100あたりの価格）
数量 額面10,000米ドル
約定日のTTS 1米ドル＝98.50円
 
97.56 ÷ 100 × 10,000米ドル × 98.50＝960,966円
※小数点第以下切上げ
 
売却価額
単価 98.56（額面100あたりの価格）
数量 額面10,000米ドル
約定日のTTB 1米ドル＝110.50

98.56÷100×10,000米ドル×110.5ドル＝1,089,088円
※小数点以下切捨て
 
譲渡損益
1,089,088－960,966＝128,122円
 
税金
譲渡損益に対して20.315％の税金がかかります。
128,122円×20.315％＝26,027円
 
※この例では買付、売却時の経過利子は無いものとしていますが、あれば外貨換算の取得価額、外貨換算の売却価額にそれぞれ経過利子を加算してから公示電信相場で円換算します。
※上記の買付以前に同一銘柄を保有していなかったものとして計算しています。
※公示電信相場で換算するのは、あくまで課税額の計算であり、実際の取引における円貨の受渡金額は当社の提示レートにより換算されます。また円貨決済時には為替手数料がかかります。そのため、課税上の売却価額、取得費は実際の円貨での受渡金額とは異なることがあります。為替手数料の詳細は「為替手数料一覧ページ」で確認できます。
（以上は一般的な見解であり、詳細につきましては、個別に所轄税務署にお問合せください。）
 
債券の税金については「債券の税金」ページもご参照ください。
 

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