追加型株式投資信託(公募・国内籍)の分配金には、税金がかかる「普通分配金」と税金がかからない「元本払戻金(特別分配金)」があります。
元本払戻金(特別分配金)は「投資した元本の一部払戻し」に相当するため非課税です。単位口数あたりの分配金は全受益者で同じですが、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)の内訳は受益者ごとに異なります。
元本払戻金(特別分配金)が支払われるケース
元本払戻金(特別分配金)が支払われるのは、「分配落ち後の基準価額(分配金が支払われた後の基準価額)」がお客様の「個別元本」より低い場合で、その差額が元本払戻金(特別分配金)です。個別元本を上回る部分は普通分配金として課税されます。
元本払戻金(特別分配金)を受け取ったあと
元本払戻金(特別分配金)を受け取った受益者の個別元本や平均取得単価は、元本払戻金(特別分配金)相当額分だけ減算され修正されます。
【例】
個別元本 |
10,800円 |
分配前の基準価額 |
12,000円 |
分配金※ |
1,600円 |
分配落後の基準価額 |
10,400円 |
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※分配金(1,600円)の内訳 |
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普通分配金 |
1,200円(課税) |
元本払戻金(特別分配金)
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400円(非課税) |
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分配後は、個別元本は10,800円から非課税となる元本払戻金(特別分配金)分400円を差し引いた10,400円に修正されます。