ベンチャーファンドとはベンチャー企業への投資による成果を、投資信託(会社型)のスキームを通じて投資家に分配する商品です。
少額の資金で未公開企業への投資を行なうことができるようになるとともに、東京証券取引所への上場により取引の場が確保されることから、個人投資家にもベンチャー企業への投資が間接的ながら可能となりました。
ベンチャーファンドとしての性質を担保するため、上場にあたっては、国内の未公開株等及び上場後5年以内の株式等への投資額の合計が純資産額の70%以上となり、かつ、未公開株等への投資額がその50%以上となる見込みのあること等の規定が設けられています。
また、未公開株投資の専門家が投資方針に沿って運用を行ないますので、投資信託の特長である分散投資、専門家による運用のメリットが享受できることになります。
なお、ファンドに組入れられている未公開企業に関する情報開示は、定期的に所定の規定に基づき行なわれます。
ご注意
ベンチャーファンドにご投資する際には下記の点にご注意ください。
- 組み入れた株式の株価の下落や、それら株式発行者の信用状況悪化等の影響による基準価額の下落により、損失を被ることがあります。元本及び分配金が保証されている商品ではありません。
- ベンチャーファンドの純資産額は、保有する株式の値動きや銘柄入替えにより大きく変動する可能性があります。
- 未公開企業については、一般的に上場企業と比較して財務状況等が脆弱であり、未公開企業に投資するベンチャーファンドは、上場株式のみに投資するファンドに比べて大きなリスクを有しています。
- ベンチャーファンドの市場価格は、市場の需給等を反映して変動いたしますので、必ずしも市場価格とベンチャーファンドの1口当たり純資産額は一致しません。