権利落ち日には、配当金を受け取る権利(配当金相当額)が株価から差し引かれる(=権利落ち)ため、理論上、株価はその分下落します。
マネックス証券では、お客様の評価損益が実態と乖離しないよう、権利付最終日の17時30分から権利落ち日の始値決定まで、予想配当金を差し引いた値で評価損益を計算します。そのため、権利落ち日の朝(寄付前)の時点では、保有株の評価損益が前日より減少して表示されることがあります。
また、同銘柄の前日終値は、権利落ち日の8時50分以降、予想配当金を差し引いた値として表示します。
権利落ち日の評価損益の計算方法
権利落ち日の評価損益は、以下のタイミングで計算方法が変わります。
- 権利付最終日の大引け後~17時29分
(終値 - 平均取得単価) × 保有株数
- 権利付最終日の17時30分~権利落ち日の始値決定まで
(終値 - 予想配当金 - 平均取得単価) × 保有株数
※この時点で評価損益が減少して見えます。
【具体例】2025年12月末決算銘柄の例
- 権利付最終日:12月26日(金)
- 権利落ち日:12月29日(月)
- 保有状況:100株、平均取得単価800円、権利付最終日の終値1,000円
評価損益の表示
- 12月26日 15時30分(大引け)~12月26日 17時29分
20,000円 = (終値1,000円 - 平均取得単価800円) × 100株
- 12月26日 17時30分~12月29日始値決定まで
17,000円 = (終値1,000円 - 予想配当金30円 - 平均取得単価800円) × 100株
前日終値の表示
- ~12月29日 8時49分
1,000円
- 12月29日 8時50分~
970円 = 終値1,000円 - 予想配当金30円
ご注意
- 権利落ち日の始値決定後は、実際の株価表示に戻ります。ただし、前日終値は、始値決定後も予想配当金を差し引いた値として表示します。
- 予想配当金額は会社四季報のデータに基づくものです。会社発表の予想と異なる場合があります。
- 注文画面の前日終値は、権利落ち日の9時以降、予想配当金を差し引いた値として表示します。
- 信用取引の「建玉一覧」の時価は、権利落ち日の始値決定まで予想配当金を差し引いた値として表示します。
- 権利確定銘柄のうち、株式併合・分割等があった銘柄は、権利落ち日に保有株数や株価が調整されます。詳細は「コーポレートアクション」をご確認ください。