株式のお取引は、価格優先、時間優先の原則に従って商いが行われます。まず、成行注文が優先され(成行注文の中でも時間優先があります)、次に指値の値段により優先順位がつきます。
当日の安値と同値での買い注文、及び当日の高値と同値での売り注文の場合も同様に、指値注文より成行注文が優先され、同値の指値でも注文時間の早いものが優先(時間優先)されますので、注文の数量等相場の需給関係により、お客様の注文が約定しない場合が発生いたします。
【例】
- ある株式(現在値1,000円)の現在の気配が、以下の様な状態であったとします。
売り気配 |
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買い気配 |
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1,000株 |
1,020円 |
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2,000株 |
1,010円 |
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★1,000円 |
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990円 |
2,000株 |
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980円 |
3,000株 |
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-
この時点で、お客様が990円指値で1,000株の買い注文を出します。
すると、お客様の1,000株のご注文が加わり、その株式の気配は、990円で3,000株の買い注文が出ている状態になります。
売り気配 |
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買い気配 |
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1,000株 |
1,020円 |
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2,000株 |
1,010円 |
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★1,000円 |
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990円 |
3,000株 |
←(お客様の注文1,000株が追加) |
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980円 |
3,000株 |
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- その後、990円で1,000株の売り注文が他のお客様から出されて、株価が990円を付けたとします。板の気配は以下の様になりますが、お客様の990円の買い注文は約定しません。
売り気配 |
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買い気配 |
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1,000株 |
1,020円 |
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2,000株 |
1,010円 |
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1,000円 |
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★990円 |
2,000株 |
←(1,000株の買注文が約定、残り2,000株) |
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980円 |
3,000株 |
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なぜなら、お客様が990円の買い注文を出される前に2,000株の注文が既に出ており、お客様の注文より先の時間に出されているその2,000株が約定してからでないと、お客様の注文は約定しないからです。これが、時間優先です。
ご注意
注文時間とは、マネックスでお客様のご注文を受付けた時間の事であり、マネックスでは、厳格にこの注文順が守られております。