マネックス証券

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  • No : 1154
  • 公開日時 : 2017/06/28 13:26
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見せ玉とは何ですか?

回答

自己の注文を有利に約定させるため、約定させる意思のない大量の発注を行い、他者に相場の状況を誤解させる行為を指します。

事例
Aさんは、ある上場会社の株式を97円~100円で合計35,000株買った後に、下の表で示すような大量の買い注文を複数回に分けて発注しました。
その上で保有する35,000株を102円~105円で売り抜けた後に、発注していた大量の買い注文をすべて取り消しました。

Aによる見せ玉が発注された注文控 Aによる見せ玉がなかった場合
売り数量 値段 買い数量 (内Aの発注数量) 売り数量 値段 買い数量
1,200株 104円     1,200株 104円  
1,000株 103円     1,000株 103円  
900株 102円     900株 102円  
800株 101円     800株 101円  
600株 100円     600株 100円  
  99円 4,500株 4,000株   99円 500株
  98円 4,200株 3,800株   98円 400株
  97円 3,900株 3,500株   97円 400株
  96円 3,000株 2,700株   96円 300株
  95円 2,900株 2,500株   95円 400株

大量の買い注文は、一般の投資家に「この会社の株式には多くの買い注文が入っているので、株価が下がりにくい状態だ」と誤解させて株価が下がるのを防ぎつつ、自分の保有する株式を買った値段よりも高く売り抜けることを意図して行われた、いわゆる「見せ玉」と考えられます。

ポイント (見せ玉)
「見せ玉」は外形的な状況により判断されるため、自らの売り(買い)注文が約定した直後に、買い(売り)注文の全部(一部)を取消す、または劣後する値段に訂正する行為は、他の投資家の注文を誘引する目的を持った「見せ玉」と疑われる可能性があります。
また、寄付前に上値(下値)の株数を確認することを目的として、売買を成立させる意図がない注文を発注し、気配値を不当に動かす行為についても「見せ玉」と疑われる可能性があります。
注文の取消等が違法行為になるわけではありませんが、大量の注文発注や取消には注意が必要です。

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